« サステイナブルな音楽 -バッハその1- | トップページ | 環境のつく言葉 »

2005年5月30日 (月)

サステイナブルな本 -Part1-

最近、サステイナブル(持続可能)な社会を目指すための本がだいぶ出版されていますが、最近購入した本をいくつかご紹介したいと思います。本ブログの右下のリンクにもAmazonへのリンク付でリストアップしてありますので、ご利用ください。なお、Amazonのアソシエイトを利用していますが、収益金につきましてはさらに新しい本の購入当てたいと思います。ともかく、これらの素晴らしい本が多くの人に読まれてサステイナブルな社会を目指すというビジョンがもっと広まることを希望しています。Amazonの様なECサイトでも新しくグリーン購入のコーナを設けるなどして、本だけではなく環境に配慮した製品を積極的に販売すれば、CSR(Corporate Social Responsibility)の一環になるような気もするのですが...

(1) 「成長の限界 人類の選択」 "Limits to Growth The 30-Year Update"
    ドネラ・H・メドウズ、デニス・L・メドウズ、ヨンゲル・ランダース 共著
    枝廣淳子 訳
    2005年3月10日 第1刷発行、ダイヤモンド社

ご存知、1972年出版された「成長の限界」の現代版。人類の成長の限界を定量的なシミュレーションにより予測、世界中に衝撃を与えてから30年あまりが経過し、そのときの予測の検証と現状認識さらに今後の予測を詳細に書いている。30年前の予測が見事に的中し、今後の予測についてもさらに現実味を帯びてきているのが恐ろしいが、この内容を直視して今後のビジョンや対策を具体的に進めることが重要。

(2) 「エコロジカル・フットプリント」 "Our Ecological Footprint"
    地球環境維持のための実践プランニング・ツール "Reducing Human Impact on the Earth"
    マティース・ワケナゲル、ウィリアム・リース共著
    和田喜彦 監訳、池田真里 訳
    2004年9月1日 第1刷発行、合同出版

上記の「成長の限界」にも頻繁に登場する人類の地球環境への影響度を定量的に表す指数「エコロジカル・フットプリント」に関する考案者みずからによる解説書。人類が経済活動を営むのに必要な資源や吸収源の面積を定量的に表しているが、1980年には全人類のフットプリントが地球の面積をついに超えてしまったという計算もある。先進国の一人あたりのフットプリントは平均で4haを超えており、さらに増加を続けている(アメリカは9ha以上[1999年現在]。

(3) 「エコ・エコノミー」 "Eco-Economy, Building an Economy for the Earth"
    レスター・ブラウン(Lester R.Brown)著
    監訳 福岡克也、北濃秋子訳
    2002年4月1日 第1版発行、家の光協会

地球白書などを出版している「ワールドワッチ研究所」の創設者レスター・ブラウンが新しい「アースポリシー研究所」に移った直後に書いたサステイナブル(持続可能)経済に関する提言。まだ読んでいないので、目次から抜粋すると、第I部が「環境へのさまざまなストレスとその相互作用」、第II部が「環境の世紀の新しい経済」そして第III部が「エコ・エコノミーへの移行」という構成になっています。いわゆる環境経済学を最新の研究に基づいて実践的に書いた本だと思いますが、環境と経済という従来は対立する概念をいかに融合して、世界規模の持続可能な社会を目指すかということが重要になります。

その他にも紹介したい本はたくさんありますが、今後、ちゃんと読んだものから少しずつご紹介していきたいと思います。日本からも環境問題、環境経済学や新エネルギーなどに関する解説書はでていますが、持続可能な社会全般について研究した本はまだまだ少ない様です。総合的かつ定量的ないわゆる「横串」の研究や実践が国内でも求められて様な気がしています。

10:52 午後 サステイナブル |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107595/4345942

この記事へのトラックバック一覧です: サステイナブルな本 -Part1-:

コメント

コメントを書く