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2005年9月10日 (土)

選挙と持続可能な社会

いよいよ明日は総選挙の投票日ですが、持続可能な社会に向けた政策に関して、どの政党や議員が積極的に取り組んでいるかを継続的にしっかり見守る必要があります。その意味で、これからご紹介する「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)が中心になってまとめた緊急アピールはとても重要な意味をもっていると思います。

国連の「持続可能な開発のための教育の10年」とは?
2002年ヨハネスブルグサミットにおいて、日本のNGOと政府が協働提案して実現した国連のキャンペーン。2005年からスタートしており、国際社会からは提案国である日本の取り組みが期待されている。日本では、95団体あまりのNPO/NGOが参加しているESD-Jが中心になり、取り組みを始めている。

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2005年総選挙に向けた緊急アピール

◇主文

選挙で「持続可能な社会」を実現するための施策を!

◇呼び掛け

*候補者、政党のみなさん

 地球と日本の未来のため、「持続可能な社会」を実現するための施策をもっと聞かせてください。具体的に施策を示してください。資源食いつぶしの成長路線から、どのように日本を持続可能な社会に導いていくのか。世界の仲間と資源を奪い合うのではなく、調和を保ちながら、急速な気候変動を迎えつつある地球をどうするのか、切迫した事態に対するあなたの考えを聞かせてください。また、「持続可能な社会」を実現するための人づくり、教育をどのように進めるのか、その施策を示してください。

*有権者のみなさん

 投票する時に、世界の様々な地域にいる人々や、次の世代のことを考えてください。日本と世界の中で、自分たちだけが得をする、あるいは次の世代やその次の世代にツケを残して今の私たちだけが快適な暮らしをおくる。そんな国家間・世代間の不平等をどうすれば直すことができるのか。隣人と、子や孫のことを考えて、候補者と政党を選ぼうではありませんか。

◇メッセージ

 郵政も年金も大事です。同じように、この日本と地球を支える「持続可能な社会づくり」のことを、また、そのための人づくり、教育のことをみんなでもっと考えようではありませんか。
 空前のハリケーン被害と石油の高騰は、遠い米国の話ではありません。地球規模での気候変動が、一人ひとりの暮らしに直結した現代社会の根幹を揺さぶり始めています。
 都市の子どもたちは、コンクリートに覆われた土地しか知りません。エアコンの排熱で都市はますます暑くなっています。売り上げ増を追い求めてきた日本社会では、資源をより多く使い、より多くの消費を促すことが景気対策であり、産業活性化でした。
 しかし、そんな成長が無限に続くはずもありません。単に成長を追う時代は20世紀
で終わったのです。

 では、どうやって21世紀の地球社会を作るのか。日本政府が提案した国連による「持続可能な開発のための教育の10年」が今年から始まっています。地域と諸国、そして地球全体がどのように持続可能な構造に変化していくことが出来るのか、国のあらゆる予算の使い方全体が「持続可能性」に密接に関連しているのです。

 国づくりの基本を「日本と世界の持続可能性づくり」とするという気迫と論理を、私たちが次世代のために持たなければ、この美しい日本の山河も、そこに根ざした文化と伝統も、持続することはかないません。経済政策も社会保障も、そして国際平和も多文化共生も、「持続可能な社会」があってこそ存在できるのです。なお、平和などESD(「持続可能な社会づくり」のための人づくり、教育)に係わる諸課題を総合的に取り組むことが、持続可能な社会にとって重要です。21世紀、「持続可能な社会づくり」を市民一人ひとりが参加して進めたいと思います。その一歩として、今回の総選挙で「持続可能な社会」を実現するための施策をもっと考えましょう。各党の政権公約(マニフェスト)を読み比べ、どのような環境施策を始めとした「持続可能な社会づくり」への政策を持っているのかを読み取ろうではありませんか。

2005年9月6日   

呼びかけ団体:特定非営利活動法人 
          持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)
          (構成:95団体)

賛同団体(50音順):
 愛の学校
 特定非営利活動法人 岩木山自然学校
 特定非営利活動法人 エコ・コミュニケーションセンター
 特定非営利活動法人 エコテクノロジー研究会
 特定非営利活動法人 ECOPLUS
 財団法人 オイスカ
 岡山ユネスコ協会
 特定非営利活動法人『かわうそ復活プロジェクト』
 特定非営利活動法人 環境リレーションズ研究所
 くらしと電磁波を考える会 みやぎ
 グリーン・コンシューマーズ・ワークショップ
 グローバルピースキャンペーン
 特定非営利活動法人サスティナブル・コミュニティ研究所 NGOさんきら自然塾
 地雷廃絶日本キャンペーン 水族館環境教育研究会(RGEEA)
 特定非営利活動法人 ダッシュ
 地球環境を守る会「リーフ」
 とやま国際理解教育研究会
 日本ホリスティック教育協会
 社団法人 日本ネイチャーゲーム協会
 VOC-電磁波対策研究会
 ホールアース自然学校
 レイチェル・カーソン日本協会関東フォーラム
 ワールド・エコロジー・ネットワーク 環境教育ネットワークとやまエコひろば
 えひめグローバルネットワーク
 NGO・NPOネットワークとやま

問い合わせ先:
特定非営利活動法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議
URL:http://www.esd-j.org
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10:15 午後 サステイナブル |

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