« 選挙と持続可能な社会 | トップページ | 環境税 »

2005年10月28日 (金)

グリーン電力と太陽光発電

久しぶりの記事ですが、今回は「個人住宅の太陽光発電によるグリーン電力取引開始」について書きたいと思います。

 2004年までの国内での太陽光発電導入量実績は113万kWに達し世界第一位となっていますが、実はそのうち82.8万kW(73%)は個人の住宅用が占めています。各住宅で発電された電力のうち自家消費しない余剰分は電力会社の自主的な余剰電力購入メニューにより通常の電気料金と同じ単価で買取られています。各電力会社は、この買取った余剰電力をRPS法(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法)に基づき、新エネルギー等電気相当量と呼ばれる「環境価値」として取扱っています。

 太陽光発電所ネットワーク(PV-Net: 東京都千代田区)では、各住宅で発電された電力のうち約半分を占める自家消費分に着目し、その「環境価値」をグリーン電力証書化して販売する"世界初"の事業(PV-Green)を2005年3月より開始しました。PV-Netは、太陽光発電システムを設置する個人を中心とした非営利組織で、情報の共有や社会への発信などの活動を通して、太陽光発電システムの普及・拡大を市民の立場で図っています。2005年8月までに全国300箇所を超える発電設備がグリーン電力認証機構による設備認定を受けており、電力の産地を指定したグリーン電力証書の販売が可能となっています。証書の販売は7月より開始され、静岡県掛川市内で開催された"ap bank fes '05"や「坂本龍一Japan Tour2005」などのイベントを始め、個人向けの缶バッジ付きミニ証書を発行して
います。

 PV-Netでは、環境省の「平成17年度地域共同排出抑制対策推進モデル事業」を受託し、このPV-Greenの仕組みを活用した太陽光発電システムの新規設置促進モデル化を進めています。これまで活用されて来なかった太陽光発電が持つ全ての「環境価値」を活用することにより、2010年までには482万kWの導入量を目指している太陽光発電のさらなる普及が期待されています。

参考リンク:

[日本の太陽光発電の現況について]
http://www.dihkj.or.jp/pdf_files/Kyocera.pdf

[IEA Photovoltaic Power System Programme "Trends in photovoltaic applications"]
http://www.oja-services.nl/iea-pvps/isr/index.htm

[太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)]
http://www.greenenergy.jp/

[グリーン電力証書"PV-Green"]
http://www15.ocn.ne.jp/~pv-tokyo/gijiroku/pv-green-top.html

[グリーン電力認証機構]
http://eneken.ieej.or.jp/greenpower/

02:28 午前 エネルギー |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107595/6694424

この記事へのトラックバック一覧です: グリーン電力と太陽光発電:

コメント

コメントを書く