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2007年3月 9日 (金)

日本の持続可能性ビジョンを考える

地球温暖化を真正面から取り上げた映画「不都合な真実」、英国「スターン・レビュー」そしてIPCC(気候変動に関する政府間パネル)からの第4次評価報告書の発表など、すでにご紹介したように昨年から今年にかけて地球温暖化が大きくクローズアップされています。日本がCO2などの温室効果ガスの排出量削減6%(1990年比)を約束している京都議定書は、いよいよ来年から第一約束期間(2008-2012年)を迎えます。政府もこの様な時期に「21世紀環境立国戦略」と呼ばれる日本としての新たな環境戦略の策定を始めました。6月までに新たな環境ビジョンと戦略を策定することになっているようです。

[環境省「21世紀環境立国戦略」]
http://www.env.go.jp/guide/info/21c_ens/index.html

[中央環境審議会「21世紀環境立国戦略特別部会」]http://www.env.go.jp/council/32tokubetsu21c/yoshi32.html

実は持続可能な社会を実現する上で「日本の環境ビジョン」を示したものが、昨年4月に閣議決定された「第三次環境基本計画」です。「環境、経済、社会」の各側面を統合するための計画として以前にもご紹介をしました。

[第三次環境基本計画]
http://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/index.html

この計画の中で特徴的な取組として「超長期ビジョン」があります。2050年頃までの日本、アジアそして世界を展望し、持続可能な社会の「超長期ビジョン」をビジョンをバックキャスティング手法で策定するために、昨年6月から検討会が始まっており、国連大学の安井先生を座長にこれまで7回の検討会が開催されています。先日発表された「2050低炭素社会ビジョン」とも関連するテーマであり、持続可能な農業・漁業や廃棄物などについても議論が行われているようです。

[環境省:超長期ビジョン検討について]
http://www.env.go.jp/policy/info/ult_vision/

また、第三次環境基本計画の取組みとして、「指標」の活用が検討されてはじめました。1月に始まった検討会委員会では、世界各国の環境指標や持続可能性指標の仕組みを検討し、基本計画の達成度や進捗を図る”ものさし”として生かそうとしています。

[第三次環境基本計画における指標について] http://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/ei/index.html

この様な国の取組みだけではなく、NGOや地方自治体が環境やエネルギーについて持続可能な社会のためのビジョンを次々に発表してます。今年の日本の「持続可能性ビジョン」元年になるかもしれません。注目です。

[JFS指標] http://www.japanfs.org/ja/view/index.html

[自然エネルギー2020] http://www.renewable2020.jp/

[東京都再生可能エネルギー戦略] http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/04/20g43100.htm

[気候ネットワーク] http://www.kikonet.org/iken/kokunai/2006-09-16.html

02:27 午後 環境 |

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