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2007年5月20日 (日)

普及が進む太陽光発電

最近の国内外の太陽光発電の普及状況について、少し古いですが2005年末の状況をご紹介します。トップを走っていた日本の太陽光発電ですが、いよいよ持続可能なエネルギーとして欧州を中心に世界各国の動きが活発になってきました。

日本国内で普及が進んでいる太陽光発電の歴史は半導体の開発と歩調を合わせており、海外で発明された5年後の1958年にはすでに国内で研究開発が始まっています。その後、この50年間に太陽光発電は飛躍的な発展を遂げ、いまや日本が世界トップの太陽光発電装置の生産国であると同時にトップクラスの発電能力を持つまでになりました。2005年末の日本国内の太陽光発電装置の発電能力は142万kW、原子力発電所1基分以上の発電能力を持つまでになっています(IEAの太陽光発電システムプログラムPVPSの統計データによる)。一方、ドイツが近年、再生可能エネルギーの積極的な普及政策により急速に太陽光発電などの導入を進め、2005年に発電能力143万kWと世界第1位となりました(1年間で約63万kWを導入)。全世界の2005年末の太陽光発電の能力は370万kWとなっており、日本はその38%程度を占めています。ちなみに、第3位は48万kWのアメリカ合衆国です。

Solar20070521
図:世界各国の太陽光発電導入量(2005年末実績値)[単位:万kW] “IEA PVPS”より

太陽光発電設備の生産量は2005年に世界中で150万kWに達しましたが、そのうち82万kWを日本のメーカが生産し、世界のトップを走っています。しかし、これだけ普及が進んでいる太陽光発電もやはりネックはその導入コストにあるようです。現在のkWhあたりの発電単価は約50円程度で、日本国内での一般家庭の買電価格23円 /kWhと比べても割高です。それでも10年前までは100円/kWh以上していたということですから、技術開発や国の補助金制度による普及政策も手伝ってずいぶんコストも下がってきています。ちなみにドイツでは1991年から固定価格制度が始まり、長期間に渡り固定した価格で自然エネルギーによる電力を電力会社が買取るように義務付けられており、2004年からは太陽光発電についてkWhあたり最大90円程度の価格に設定されているため急速に普及が進んでいます。

[参考URL]

IEA太陽光発電システムプログラム(PVPS): http://www.iea-pvps.org/index.html

REN21 Renewable 2005 Global Status Report(日本語版):http://www.isep.or.jp/GSR2005/GSR2005.html

REN21 Renewable 2006 Global Status Report(英語): http://www.ren21.net/globalstatusreport/g2006.asp

11:56 午後 再生可能エネルギー |

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