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2007年8月26日 (日)

サステイナブルなニュース 第15号

人口密度の高い都会の暑さは格別ですが、都市への人口の集中は、世界的な傾向のようです。サステイナブル・シティーという概念がありますが、適度な大きさの都市は持続可能なデザインが可能かもしれません。しかしながら、首都圏の様な無秩序な巨大都市は、もはや持続可能にすることは不可能に思えます。エネルギー、食料、資源を際限なく消費し、それらを廃棄し、その循環のためにさらにエネルギーを使用するという悪循環が続くからです。ヒートアイランドもそんな現象のひとつでしょうか。

今週もサステイナブルなニュースを3本お届けします。ヒートアイランド対策もそれなりには進んでいるという自己評価ですが、実際の評価はもっとしっかりとする必要がありそうです。排出権の活用や工場の環境配慮も本質的な部分を見失わずに行うことが重要ですね。

都市部のヒートアイランド対策が進展

地球温暖化対策の一環として都市部のいわゆるヒートアイランド現象に対策が進んでいる。政府が実施した平成18年度時点の進捗状況の点検結果がまとまった。それによると、対策は全般に渡って進展しており、特に燃費の良い低公害車の普及台数では、目標とする1000万台(平成22年度)を大きく上回る約1440万台(平成18年度末時点)がすでに普及している。その他、高度交通情報通信システム(VICS)による道路渋滞の緩和や、新築の住宅・建築物の省エネルギー化(平成17年度までに省エネ基準適合率30%達成)などが進んでいる。ライフスタイルの改善として定着しつつあるクールビズについては、平成18年度に約114万トンのCO2が削減されたと試算されているほか、省エネ機器への買い換えによっても平成17年度に500万トンのCO2が削減されたとしている。

環境省プレスリリース(2007年7月18日):
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8588

リース物件にCO2排出権を割り当てる新サービスが開始

三井住友銀リースでは、地球温暖化対策のひとつとして注目されている温室効果ガスの排出権をリース物件に割り当てる排出権付リース「カーボンニュートラルリース」の取り扱いを8月から開始する。海外で二酸化炭素などの温室効果ガスを削減したときに得られる排出権を調達し、それをリース物件に割り当てることによりその物件の使用に伴い発生する温室効果ガスをオフセットしてニュートラル化する。最近、発展途上国など海外から購入した排出権を小口化して国内企業へ仲介するサービスが大手都市銀行や信託銀行を中心に始まっている。三井住友銀行は、排出権を信託財産として取り扱うことの認可を取得し、ブラジルのバイオマス発電所の排出権を対象に、信託機能を活用した排出権の小口化サービスを開始している。

三井住友銀リース・プレスリリース(2007年7月20日):
http://www.smbcleasing.co.jp/
三井住友銀行プレスリリース(2007年6月18日):
http://www.smbc.co.jp/news/j600198_01.html

トヨタ自動車、工場での環境面の取組みを強化

トヨタ自動車は、工場での環境対応の強化の一環として自然を活用し、自然と調和する工場づくりを目指して「サステイナブル・プラント」と呼ばれる環境配慮の活動を開始した。主な活動は、太陽光や風力などの自然エネルギーやバイオマス等の再生可能エネルギーの活用によるCO2削減、工場の森作りによる地域貢献や生態系保護、「カイゼン」などによる飛躍的な環境パフォーマンスの実現など。ハイブリッド車プリウスを生産する堤工場をモデル工場と位置づけ、世界最大級となる出力2000kWの太陽光発電システムの導入や、外壁への光触媒塗装によるNOxなど有害物質の浄化、常緑広葉樹による工場内緑化や壁面緑化などに取り組む。この太陽光発電を中心としたCO2排出量の削減効果は年間5%に達するほか、高岡工場でエネルギー効率を飛躍的に向上させた「革新ライン」では、年間35%のCO2削減を見込む。

トヨタ自動車プレスリリース(2007年7月23日):
http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Jul/nt07_0707.html

10:16 午後 環境 |

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