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2007年9月10日 (月)

サステイナブルなニュース 第17号

8月の猛暑に引き続き、今年は秋に入っても暑い日が続くという予報のようです。それでも朝晩は涼しく感じられるようになりましたが、今度は台風や豪雨が心配です。日本は、昔から水害との戦いを続けて来ましたが、水害の防止や水資源の確保は今でも重要な課題です。世界に目を向けると水資源の問題はかなり深刻になっており、日本のさまざまな貢献も期待されているようです。

今週のニュースは、京都議定書にからむ途上国での温暖化対策プロジェクトから、この夏の東京電力管内での需給逼迫問題、そして世界の水資源に関する話題です。温暖化対策プロジェクトから生まれる排出量削減クレジット(CER)は、京都議定書の目標達成に欠かせないだけでなく、国際的な排出量取引や、カーボン・オフセットなどビジネスの世界でも注目を集めています。東京電力の問題は、地震に伴う原発の停止に端を発しているとはいえ、原子力発電所のあり方や電力確保のリスク問題など多くのエネルギー問題に目を向けるきっかけになっています。

削減量の合計9千万トン超、途上国での温暖化対策プロジェクト208件目

温室効果ガス削減のために市場原理を活用する京都議定書の「京都メカニズム」はCDM(クリーン開発メカニズム)およびJI(共同実施)の国内承認案件が208件となり、計画されている削減量の合計が9千万トンを超えた。CDMでは先進国の企業などが途上国と共同で温室効果ガス削減に必要な技術や設備を導入する温暖化対策プロジェクトを実施し、削減された温室効果ガスの一部をクレジット(CER)として取得する。実施される途上国は中国から東南アジア、インドや南米の国々など10数カ国に上り、参加する企業も国内の商社から電力会社まで多岐にわたる。京都議定書の目標達成が危ぶまれる中、来年からの第一約束期間を控え、これらのプロジェクトから取得したクレジットについても大企業だけではなく小口化による中小企業での活用も検討されている。

経済産業省プレスリリース:
http://www.meti.go.jp/press/20070802001/20070802001.html
京都メカニズム情報プラットフォーム:
http://www.kyomecha.org/

猛暑の8月 、東京電力が原発の停止の影響で節電のお願い

東京電力では、新潟県中越沖地震の影響により柏崎刈羽原発の7基全て(出力820万kW相当)が停止したため、電力需要のピークを迎えるこの8月の間、大口の顧客を中心に節電への協力のお願いを強化している。サービス区域内の全ての顧客に対してもテレビや新聞を通じたお願いやチラシを全戸配布するほか、インターネットでは「でんき予報」により電力の供給能力と需要の状況をリアルタイムで公表している。現在の供給能力は6160万kWで、最高気温が33度を超えた8月6日の最大電力は14時過ぎのピーク時に5818万kWに達した。契約電力が500kWを超える大口の顧客に対しては、個別訪問により具体的な節電への協力を要請しており、ピーク時に電力の供給を調整することが可能な需給調整契約の拡大も進めている。

東京電力プレスリリース:
http://www.tepco.co.jp/cc/press/07073106-j.html
東京電力「でんき予報」:
http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html

水資源の大切さと地球温暖化の影響など「平成19年版日本の水資源」

国土交通省は、8月1日の「水の日」に合わせて恒例の「平成19年版日本の水資源」を発表した。今年の主要テーマは、地球温暖化の影響とそのリスク、世界の水資源と国際的な水問題解決への取り組みなどとなっており、日本国内だけではなく世界の水資源の実態が紹介されている。地球温暖化による気候変動により降水量の時間的な変動が拡大し、日本国内においても地域的な渇水リスクの増大が指摘されている。一方、世界の水問題は危機的な状況を深めており、依然として世界全体では約11億人の人たちが安全な飲料水を継続的に利用できない状態となっている。今年の12月には第1回アジア・太平洋水サミットが日本国内で開催され、この分野での日本のリーダシップが強く求められている。

国土交通省プレスリリース:
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/03/030731_.html
「平成19年版日本の水資源」:
http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/hakusyo/H19/index.html

10:50 午後 環境 |

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