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2007年12月 2日 (日)

サステイナブルなニュース 第26号

明日(12/3)から、インドネシアのバリで開催される国連の気候変動枠組条約第13回締約国会議 (COP13)及び京都議定書第3回締約国会合(COP/MOP3)は、2013年以降の京都議定書後の国際的な地球温暖化対策の方向性を決める重要な会議だと言われています。しかしながら、欧州が積極的な数値目標を提示している一方、2大排出国である米国や中国などの動向はまだまだわかりません。日本も、具体的な数値目標を出すことには慎重のようですが、来年の洞爺湖サミットを控えどのように地球温暖化対策でのリーダシップをとっていくのか注目されます。

今週のサステイナブルなニュースをお届けします。地球温暖化をはじめとする人類による環境負荷は地球の環境容量をすでに超え、増大を続けています。先進的な一部の企業はそのことに気がつき独自に行動を始めようとしているようです。

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松下グループが中国で環境貢献企業を目指すことを宣言

松下電器産業(株)とパナソニックチャイナ(有)は、北京市内において「中国環境フォーラム」を中国日本友好協会と共同開催し、中国において環境貢献企業を目指す「中国環境貢献企業宣言」を発表した。高い環境性能を有する製品づくり(グリーンプロダクツ)や、製造事業所における環境負荷低減(クリーンファクトリー)、日本と中国の従業員13万人の環境意識の向上「CO2削減10万人エコチャレンジ」などを3つの軸として、松下グループ全体で現地に即した環境保全に取組むとしている。中国政府が「第11次五カ年計画」に環境目標を盛り込むなど環境保全活動を強化している中、松下グループは今年4月からの三ヵ年で「中国エコプロジェクト」をスタートし、宣言に盛り込まれた目標の達成や計画の実施を目指す。

松下電器産業プレスリリース:
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070926-3/jn070926-3.html

今年は10月6日にエコロジカルな赤字状態に突入

人類の地球環境への負荷を足跡の面積として表しているエコロジカル・フットプリントと呼ばれる環境指標がある。この指標を定期的に発表しているGFN(グローバル・フットプリント・ネットワーク)によるとすでに1980年代半ば以降このフットプリントが地球の生態系が供給することが可能な量を超過し続けている。今年はその超過量が30%を超えたため、10月6日にはエコロジカルな赤字状態に突入したことになり、年々その時期は早まっている。これは家計に例えれば、収入よりも多額の消費を続けている状態であり、赤字状態に陥っていることになる。見方を変えると環境への負荷が容量に対してオーバーシュートしている状況であり、長期間継続すると、最終的に廃棄物などが蓄積し続け、生態系資源そのものが枯渇する状況に陥ることになると警告している。

エコロジカル・フットプリント・ジャパン「地球1コ分の暮らし」10月6日発行
http://blog.mag2.com/m/log/0000151856/
グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)発表資料(英語):
http://footprintnetwork.org/press/EcologicalDebtDayMediaBackgrounder.pdf

皇居のクールアイランド効果を確認、周辺よりも平均1.8℃低く

近年、都市部の高温化(ヒートアイランド)現象が顕著になっているなか、公園などの都市内緑地の役割が注目されている。都内有数の都市内緑地である皇居のクールアイランド効果について定量的に検証するため、昨年に引き続き気温観測が行われ、8月の気温が周辺市街地と比較して1日を通して1.4~2.2℃程度低かったことが確認された(最大では4.1℃)。さらに周辺市街地に向かって、昼間は風による冷気が流れ、夜間は冷気のにじみ出しがそれぞれ観測された。よって、ヒートアイランド現象が顕著な都市の中心部にあって、明瞭なクールアイランドとなっていることが示されるとともに、周辺市街地の気温の低下にも寄与していることが分かった。今後、これらの結果を都市のヒートアイランドを改善する政策に有効活用することが期待されている。

環境省プレスリリース:
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8870

01:27 午後 環境 |

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