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2008年2月 7日 (木)

サステイナブルなニュース 第34号

昨年の冬は太平洋岸は雪が少なかったと記憶していますが、今年は関東地方でも雪がだいぶ降っていますね。先週の週末に引き続き、今週の週末も雪が降るという予報が出ています。週末ごとに降るのは何か意味があるのでしょうか?先週は久しぶりに雪かきをしてしまいましたが、雪国ではこれを冬の間中ずっと行うことを思うと本当に大変だと思います。

さて今週のニュースでは、「グリーン契約法」という新しい法律を取り上げています。国が電力などを調達するときの契約を環境に配慮したものにしようというものですが、まずは始めての試みであまり大きな効果は期待できそうもありません。それでも、最初の一歩が肝心ですからここからスタートして、良いものであれば、これが地方自治体や民間へも広がることが重要だと思います(いわゆる率先取組みってやつですね)。あとは地球温暖化に関わる国際的なニュースを取り上げていますが、国連の報告書(人間開発報告書)はいつもながら本当に重たいテーマを扱っています。オーストラリアは政権が交代し、地球温暖化対策に本腰を入れ始めたというニュースです。

*********** サステイナブルなニュース 第34号 *****************

グリーン契約法が施行、国などの施設でのグリーン調達を推進

2007年5月に成立したグリーン契約法(環境配慮契約法)が、11月22日から施行された。この法律は国や独立行政法人などが製品やサービスを購入する際、温室効果ガスの排出削減に配慮した契約を推進するために、電力調達、自動車、ESCOおよび建築それぞれについて基本方針を定めている。基本方針のポイントは、電力については入札に参加しようとする事業者が、電力のCO2排出係数および再生可能エネルギーなどの環境への負荷低減への取組状況などを評価して、入札参加資格を決める。自動車については、燃費などの環境性能を考慮した評価を含めた入札を行う。ESCOについては10年程度の長期のサービス契約を可能とし、建築については、設計段階での設計者の能力を評価して設計の契約を行うこととしている。

環境省「グリーン契約(環境配慮契約)について」:
http://www.env.go.jp/policy/ga/index.html

国連が人間開発報告書を発表、途上国への気候変動の深刻な影響を懸念

国連の開発計画(UNDP)は、地球温暖化による気候変動の影響を総特集した今年の人間開発報告書を発表した。1日2ドル以下で生活する26億人の人々は、温室効果ガスをほとんど排出しないにも関わらず、干ばつや洪水などの気候変動の深刻な影響を受け、これまで改善してきた貧困、保健、教育などへの取組が逆行しかねないと警鐘を鳴らしている。報告書は、京都議定書後の枠組みを話し合う国連の気候変動に関するバリ会議に合わせて発表され、「気候変動との戦い、分断された世界での人類の連帯」と題して、温室効果ガスを大量に排出している先進工業国に対して、排出量を削減し、気候変動への影響を最小限に抑えるための投資と努力を行う連帯責任を訴えている。

温「断」化ニュース:
http://www.es-inc.jp/edablog/ondanka/archives/071202_220706.html
国連プレスリリース:
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=24817&Cr=human&Cr1=development
国連「2007年人間開発報告書」:
http://hdr.undp.org/en/

オーストラリア新政権が、京都議定書を批准へ

先の総選挙で誕生したオーストラリア新政権のケビン・ラッド首相は、国連の気候変動に関するバリ会議の開幕初日に京都議定書の批准に向けた文書に署名し、気候変動との戦いに尽力すると発表した。これによりオーストリアは2008年3月末までに京都議定書の批准国となる。これまでオーストラリアは、アメリカと共に京都議定書を批准してこなかったが、近年の深刻な干ばつなど気候変動の影響の大きさによる世論の高まりなどにより気候変動への取組みを公約した新政権が誕生した。同時に新たな目標として、2050年までに2000年比で温室効果ガスの排出量を60%削減し、2010年までの国内排出量取引を確立や、2020年までに太陽や風力などの再生可能エネルギーの割合を20%にまで増やすとしている。京都議定書でのオーストリアの目標値は1990年比に対して108%(8%増加)だが、近年排出量が急増しており、その達成の見通しについては明確には示されていない。

温「断」化ニュース:
http://www.es-inc.jp/edablog/ondanka/archives/071204_114458.html
オーストラリア労働党プレスリリース:
http://www.alp.org.au/media/1207/mspm030.php

09:44 午後 環境 |

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