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2008年4月13日 (日)

サステイナブルなニュース 第40号

東京では桜も散ってしまいましたが、北の方の地域ではこれからが見頃ですね。私が毎週行っている長野県の方では先週あたりがちょううど見頃でした。そのときの写真ですが、この地域には立派な一本桜が沢山あります。
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それでは、今週のニュースをお届けします。今週はバイオマスによるバイオガス供給のネットワーク組織が設立された話題や京都大学で導入された「環境税」のお話です。

************ サステイナブルなニュース 第40号 *************************

日本初のバイオガス供給ネットワーク組織が設立

下水汚泥や食品廃棄物などの有機性廃棄物から発生するバイオガスを有効活用するための日本初の供給事業会社として合同会社バイオガス・ネット・ジャパンが1月16日に設立された。再生可能エネルギー供給の技術を有する先端企業11社の出資により、主に下水処理場、食品工場、産廃処理事業者、畜産農家をガス供給基地とするために、バイオガスの回収・精製・流通の実用化を推進する。すでに2005年より開始した「バイオガス・ネットワーク・コンソーシアム」での実証試験では、バイオガスを精製して一般的なガス器具でも利用可能な都市ガス相当のガスにする技術や、圧縮容器などに充填して運搬する技術の開発に成功している。事業の3つの柱として、食品工場などバイオガス発生源でのオンサイト高度利用、産廃処理施設などでの天然ガス自動車などの輸送用燃料利用、畜産農家などからの食品工場などへのガス外販利用を推進する。

プレスリリース(日本総合研究所):
http://www.jri.co.jp/press/press_html/2007/080115.html

シベリアの永久凍土の融解が急激に進行、海洋研究開発機構の観測結果発表

海洋研究開発機構の研究グループは、シベリアの永久凍土の観測データにおいて、ここ数年のこの地域での地中温度が観測史上最高を記録し、永久凍土の融解が急激に進んでいることを確認したと発表した。これは北極地域の急速な温暖化に伴う現象の一つとして考えられ、ここ数年の降水量および積雪量の大幅な増加、積雪時期の変化など、水循環の変化も同時に現われていると考えられている。1970年より観測をしている東シベリアの永久凍土では夏期に地面の表層が融ける「活動層」の厚さが2004年以降急激に厚くなり2006年には2mを超えた。また地下3.2mの温度も2006年に最高となり、2007年にはさらに高温となることが推測されている。融解により真冬の異常な河川の流れや湖沼の拡大、森林の枯れなどの植生への影響などの現象も観測されており、今後、様々な影響が出ることが懸念されている。

海洋研究開発機構プレスリリース:
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20080118/index.html

京都大学、環境負荷低減のために学内「環境税」導入

京都大学では、CO2排出量が1990年から約93%増加し、今後も2~3%程度の増加が予測されることから、学内の全構成員が協力してエネルギー消費量や水道使用量を削減するための「環境税」を導入することを決めた。削減目標としては、CO2排出量の原単位を省エネ改修工事で1%、研究室での環境配慮行動で1%、合計2%削減すると共に、総量においても極力抑制する。この制度では「環境賦課金」というものが、電力、ガス、水道に対して4~5%程度課金され、学内のほとんどの研究室が対象となる(人員の99%、床面積の90%、エネルギー使用量の99%を網羅)。具体的には電力については1.0円/kWh程度の賦課金を本部と各部局が折半して負担し、総額約1.6億円程度を集める。これにガスの5100万円と水道の2700万円を加えると総額2.4億円程度の資金が集まり、これを各部局での省エネ改修工事の費用とする。この賦課金の徴収により、省エネルギーへのインセンティブを高める狙いがある。

京都大学環境賦課金方針(2008年1月):
http://www.kyoto-u.ac.jp/GAD/topic/data07/tpc080121_1/documents/080121_1.pdf

11:15 午後 環境 |

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