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2008年6月16日 (月)

サステイナブルなニュース 第46号

6/3に開催された「自然エネルギー政策会議」の発表資料などが掲載されたページが公開されています。世界の自然エネルギー市場の動向をまとめたREN21の"Global Status Report"や、日本でも注目されているEUでの「固定価格買取制度」"FIT"の詳細情報と合わせて、ISEPの「2050年自然エネルギービジョン」関連情報など、自然エネルギー政策に関する情報が満載です。

[自然エネルギー政策会議]
http://www.isep.or.jp/event/080603sympoGEN_ISEP.html

洞爺湖サミットを前に、盛り上がりを見せているのが、排出量取引制度ですが、環境省がポータルサイトを開設しています。

[環境省:排出量取引インサイト]
http://www.ets-japan.jp/

環境省の排出量取引には、幾つかの流れがあり、それらを全て把握するのは、結構、大変なのですが、大きく分けると3つの流れがあります。

(1) 京都クレジット
海外のCDMプロジェクトで発生したCERを国内で取引(基本的には国際取引)

(2) 国内排出量取引制度
EUなどで行われているキャップ&トレード方式の排出量取引を国内で行う。自主的なモデル事業(JVETS)は2005年度から行われているが、本格的な導入検討は、まさに今行われている。産業界の反対が根強いが、何らかの動きが今年はありそう。

(3) カーボン・オフセット
個人や企業のCO2排出をオフセットする仕組み。すでに海外では一般的なサービスだが、国内でも一部導入が始まっている(COJなど)。現在、検討しているのはそれの第三者認証の方法や普及啓発活動(J-COF)。それと、VER(Verified Emission Reduction)と呼ばれる民間ベースのCO2排出削減クレジットの扱いを検討中(グリーン電力証書、グリーン熱証書、森林など)。このVERは経産省の国内CDMとも関連する。

カーボン・オフセットについては、以下のサイトにより詳しい情報があります。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html

また、カーボン・オフセットの普及啓発を行うJ-COF(カーボン・オフセットフォーラム)のページは、こちら。メルマガの配信もあります 

それでは、前回から少し間が空いてしまいましたが、サステイナブルなニュースの第46号をお届けします。

************** サステイナブルなニュース 第46号 *******************

INAX、2050年にCO2総排出量80%削減を目指す新しい「環境宣言」公表

INAXグループは、この4月からスタートした新「環境宣言」において、地球環境問題への取り組みを強化し、低炭素社会の実現に向けた独自のシステムづくり、モノづくりのスリム化、循環型社会に貢献するエコサービスの展開を行うと共に、生物多様性の維持を新たな課題としたと発表した。その中で、2010年のCO2総排出量を1990年比19%削減し、さらに2050年には80%削減を目指す。CO2を出さない独自のシステムづくりでは、家庭のエネルギーのうち冷暖房・給湯エネルギーの削減や水資源の節約について研究し新事業として育てる。モノづくりにおいても生産場面でのイノベーションを進め、自然エネルギーの利用を促進し、化石燃料を使わない技術の導入により独自の生産システムを構築する。モノづくりの究極のスリム化により省エネ製造技術のレベルアップを進め、省エネの効率化を進めると共に、ライフサイクル全体で環境負荷の低いエコ商品をつくる。

INAXニュースリリース:
http://www.inax.co.jp/company/news/2008/060_eco_0304_203.html

地球温暖化と生物多様性の枠組みを議論するG20対話、千葉で開催

7月に洞爺湖で開催されるG8サミットに先立ち、最初の閣僚級会議として「G20対話」が3月14日から千葉市の幕張メッセで開催された。この会議には世界の温室効果ガス主要排出国20カ国の環境・エネルギー担当大臣に加え、関係する国際機関、産業界やNGOの代表などが参加し、地球温暖化問題などについて議論を行う。参加国には世界最大のCO2排出国となりつつある中国なども含まれ、CO2排出量は参加国合計で全世界の約78%に達する。この国際会議は「気候変動、クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する閣僚級対話」として2005年にイギリスのグレーンイーグルズで第1回が開催され、今回が第4回目の会合。地球温暖化に対応するための技術、資金や将来枠組みについて議論を行い、最終総括として洞爺湖サミットで報告される。国内外のNGOも多数参加し、G8サミットNGOフォーラムを中心に国際ワークショップなどの独自のイベントも開催された。

洞爺湖洞爺湖サミット(G20対話):
http://www.env.go.jp/earth/g8/g20/index.html
G8サミットNGOフォーラム:
http://www.g8ngoforum.org/

学校エコ改修と環境教育事業の成果を発表する全国会議を開催

地域社会の拠点のひとつである学校での地球温暖化対策と地域と一体となった環境教育を進めるモデル事業の成果を報告する全国会議が開催された。環境省では、二酸化炭素の排出を抑制しながら児童生徒の快適な学習環境を整備する学校施設のエコ改修と、学校・地域での環境教育を一体として行う「学校エコ改修と環境教育事業」を平成17年度より実施してきた。この学校エコ改修では、冷暖房負荷低減のための断熱改修や、太陽光発電等の自然エネルギーの導入、屋上緑化等を効果的に組み合わせたハード整備を行うと共に、その改修を素材として、地域への環境建築等の技術普及や学校を核とする地域ぐるみの環境教育を展開していることに特徴がある。現在、全国各地の16校がモデル校として選ばれ、それぞれが地域の特色を生かしたエコ改修や環境教育に取り組んでいる。

環境省プレスリリース:
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9409
「学校エコ改修」ホームページ(エコフロー): http://www.ecoflow.jp/

10:31 午後 環境 |

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