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2008年8月11日 (月)

サステイナブルなニュース 第53号

いよいよ北京オリンピックが開幕しましたが、2008年8月8日午後8時からの開幕式をご覧になった方も多いのではないでしょうか。中国がその威信にかけて行う一大イベントだけあって、その壮大さには目を見張るものがありました。巨大な地球儀の周りを走り回る人にはびっくりしましたが... 日本も東京オリンピックを契機に急速な経済発展をしましたが、中国も同じような道を辿るのでしょうか。2000年頃から石炭や石油の消費量を急速に伸ばし、CO2の排出量も世界第一位のアメリカを超えたと言われる中国。今後の動向に目が離せません。

日本では、異常な高温と局所的な集中豪雨が続いています。今年は台風の数が少ないと感じるのは私だけでしょうか。西日本の渇水の状況は日に日に厳しくなっているようです。地球温暖化の影響予測では台風の数が減り大型化するというものがあったような気もします。地球の気候に大きな影響を与える北極の氷は今年の夏も急速に減っています。まだ昨年ほどの急激な減少は見られないようですが、北極点付近でも年々氷が薄くなっており、再び氷が増え始める9月中旬までは安心できません。日々の北極海の海氷の様子が北極圏海氷モニターで見ることができます。

それでは、今週のニュースをお届けします。最近話題になっているカーボン・オフセットなどで用いられる京都クレジットの取引価格の情報提供、持続可能な農業に関する提言、そして東京都を始めとする八都県市の動きです(いずれも4月下旬の情報です)。

***************** サステイナブルなニュース 第53号 ******************

日経と国際協力銀行(JBIC)が共同で排出量取引の価格気配情報

国際的な温室効果ガス削減の手段として排出量取引が注目される中、国際協力銀行(JBIC)と日本経済新聞デジタルメディアは共同で、日本国内における排出量取引の価格気配動向を算出し公表を4月21日に開始した。今年から第一約束期間が始まった京都議定書の京都メカニズムとして実施されているCDM(クリーン開発メカニズム)などからの排出量クレジットの取引が開始されたが、取引は相対で行われて価格が非公開となっている。一方、排出量取引の活用としてカーボン・オフセット等の検討する企業が増え、価格情報のニーズが高まっている。そこで、取引市場の主要参加者5社の協力で、日本国内で確定排出量取引をする場合の価格動向を気配値として公表する。公表は毎週月曜日に「日経エコロミー」および国際協力銀行/JOIの「排出権取引プラットフォーム」から「日経・JBIC排出量取引参考気配」として行われる。

プレスリリース「日経・JBIC排出量取引参考気配」の公表について:
http://eco.nikkei.co.jp/NJCI/article.aspx?id=20080418q5000q5
「日経エコロミー」: http://eco.nikkei.co.jp/
国際協力銀行/JOI「排出権取引プラットフォーム」: http://www.joi.or.jp/carbon/

持続可能な農業に関する報告と提言がまとまる

持続可能な農業に関する調査結果が4月16日に開催されたシンポジウム「本来農業への道」で発表された。同時に公表された報告書では、持続可能な社会に向けた農業の役割に関する報告と提言として、持続可能な農業の基本条件に関するアンケート調査結果、日本の持続可能な農業の実現に向けた10の提言などがまとめられている。この調査プロジェクトでは、多くの大学有識者、NPO、農業関係者により、2006年より4回の委員会が開催され、科学的な見地に立った上で、社会的な側面を考慮し、中立的な立場で日本国内および世界の農業の持続可能性について文献調査やアンケート調査が行われている。これまでの世界の農業の急速な発展により、土壌の劣化や塩害、肥料・農薬の多用による悪影響の他、グローバル化の進展による貿易の不均衡、大企業による農材・種子の市場支配など多くの課題があり、日本国内での農業のあり方を含め、その持続可能性が問われている。

「本来農業への道」: http://www.sas2007.jp/index.html
「持続可能な農業に関する調査プロジェクト」報告書:
http://www.sas2007.jp/download.html

八都県市首脳会議・首都圏連合フォーラムが環境行動宣言を採択

八都県市首脳会議と各地域の商工会議所などから構成される首都圏連合フォーラムでは、4月22日に環境行動宣言を発表した。特に地球温暖化防止への取り組みとして低炭素社会の実現を目指し、太陽エネルギーの利用や意識啓発や環境教育などに連携して取り組むことや、アジア諸国やアフリカ地域などへの環境分野の支援なども強化するとしている。この7月には洞爺湖サミットと合わせて八都県市地球温暖化防止一斉行動「エコウェーブ」として、7月7日20時に一斉消灯を実施する。八都県市首脳会議は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市より構成され、「あおぞらネットワーク」による大気保全や地球温暖化防止キャンペーンや省エネ型家電拡大キャンペーンなど、環境問題を始めとした首都圏広域の課題に取り組んでいる。

[八都県市温暖化防止キャンペーン]
http://www.8tokenshi-kankyou.jp/global-w.html
[首都圏連合フォーラム環境行動宣言]
http://www.8tokenshi-kankyou.jp/images/news/news080422.pdf

02:24 午前 環境 |

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