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2008年12月 7日 (日)

サステイナブルなニュース 第65号

ポーランドのポズナン(Poznan)において国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第14回締約国会議(COP14)が12月1日から開催されています。年1回開催されるこの会議において、今年の重要テーマは2012年以降の京都議定書に続く枠組みを決めるためのより具体的な筋道を合意することです。昨年のバリ島で開催されたCOP13では、「バリ・ロードマップ」と呼ばれる作業工程が決められ、来年12月のCOP15(コペンハーゲン)までに2012年以降の枠組みを決めることが合意されています。政府関係者だけではなく、気候変動問題に取り組むNGOなどの関係者が一同に会する場でもあり、多くの会議やサイドイベントも開催されています。JCCCAのCOP14特設ページへ 

先進国が2050年までの長期目標を次々に発表する中、あの米国も来年からオバマ政権に変わり80%削減のような大胆な目標を出そうとしています。現在は2020年の中期目標に注目が集まっていますが、すでに20%削減を打ち出した欧州に対し、日本は未だ検討段階で、基準年を1990年から後ろにずらすことに腐心している状況です。基準年を2005年あたりにずらすことにより、欧州と方を並べる削減目標が立てられからという理由の様ですが、あまり本質的なポイントとは思えません。一方、日本としては、自国の削減よりもいまや世界一の排出国となった中国などの削減ポテンシャルが大きいことに注目し、その削減支援に力を入れるべきだという観点からセクター別アプローチを提案しています。提言内容はとても合理的なものだと思いますが、国際的なリーダーシップの観点からも、自らの大胆な目標も含めたもっと踏み込んだ提言が望まれます。引き続き、注目していきたいと思います。

さて、今週のサステイナブルなニュースをお届けします。7月下旬のニュースですが、「エコレールマーク」については、その後、取得企業の数は増え続けています(11月時点で47社)。世界の自然エネルギーへの投資は増え続けており、昨今の金融危機においても「グリーン・ニューディール」として注目されています。

***** サステイナブルなニュース 第65号 ***********

エコレールマークの認定企業が43社に、認定商品はすでに25品目

国土交通省が進めている「エコレールマーク」の認定企業が新たに3社増え、43社となった。新たに認定された企業は、サラヤ(株)、住化バイエルウレタン(株)、トヨタ自動車(株)の3社。エコレールマークは、地球環境に優しい鉄道貨物輸送を一定割合以上利用している商品や企業を認定するためのマークで、認定企業は、500km以上の陸上貨物輸送のうち15%以上あるいは年間1万5千トン以上鉄道を利用しているなどの条件がある。貨物鉄道のCO2排出量原単位は、トラックと比較すると7分の1と言われ、流通過程において地球環境問題に積極的に貢献している商品や企業の情報を消費者の判断基準として提供している。認定された商品としては、全20件(25品目)あり、認定マークとしてエコレールマークが貼られて販売されている。

国土交通省プレスリリース:
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo02_hh_000003.html
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo02_hh_000004.html

世界の自然エネルギーへの投資は20兆円規模に拡大

国連環境計画(UNEP)の持続可能なエネルギー金融イニシアティブ(SEFI)が今年7月に発表した報告書によると、持続可能な自然エネルギーへの世界的な投資は拡大を続け、2007年には企業買収を含む再生可能エネルギーへの投資の全体規模は2040億ドルに達した。このうち1484億ドルは新規に集められたが、この規模は2006年より60%の増加となっている。大部分のこれらの投資はヨーロッパに向かっており、米国がそれに続くが、中国やインド、ブラジルなどへの投資も増加している。これらの投資において風力がもっとも優勢であるが、セルロースによる第二世代バイオ燃料や薄膜太陽光発電などの次世代技術への投資も活発化している。調査グループNew Energy Financeによると、今後、2012年までに4500億ドル規模に達し、2020年以降は6000億ドル規模になると予測している。

UNEP SEFI ”Global Trends in Sustainable Energy Investment 2008”:
http://sefi.unep.org/english/globaltrends
日本語サマリー:
http://sefi.unep.org/fileadmin/media/sefi/docs/publications/Executive_Summary_Japanese.pdf

「eco読」キャンペーン開催、全国1100店舗で環境関連図書

チーム・マイナス6%チーム員企業である(株)トーハンは、7月より年末まで「eco読キャンペーン」として全国の約1100店舗の書店において環境関連図書を集めたブックフェアを開催する。「本を読んだら動き出そう 地球のために自分ができること」をキャンペンテーマに掲げ、読書をしながら環境への意識を高めると共に環境への取組を実践してもらうことを目的としている。このキャンペーンではチーム・マイナス6%と連携し、本を読んで地球温暖化を考え、読者ができるCO2削減のための取組を「私のチャレンジ宣言」を通じて発見できるよう、1人1日1kg CO2削減運動の専用QRコードを印刷したオリジナル帯を装着する。また、「私のチャレンジ宣言」を巻末に掲載した「eco読ブックガイド」(無料)やしおりを店頭配布する。

環境省プレスリリース:
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9980

11:15 午前 環境 |

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