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2008年12月14日 (日)

サステイナブルなニュース 第66号

ポーランドのポズナンで開催されていたCOP14も大きな成果を残せぬまま閉会し、日本もNGOなどから「化石賞」を頂いたということで、日本国内から見ているとなんとも先行き不透明な状況です。そんな中、アメリカは来年の政権交代に向けて着々と準備を進めているようですし、EUも正式に2020年までにCO2排出量を20%削減し、再生可能エネルギー比率を20%まで高めることに合意しました(トリプル20で分かりやすいですね)。

日本国内では先週はエコプロダクツ展が東京ビックサイトで開催され、延べ17万人以上の人が来場したそうです。私も土曜日の午後に会場に行き、担当のブースで説明などを行いましたが、もう少し多くの人にアピールできるような工夫が欲しかったと反省しています。
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ブースでは、グリーン電力証書などの普及を行う「1億人のグリーンパワー」や「グリーンエネルギー購入フォーラム(GEPF)」のほか、地球温暖化対策に先進的な取組みを行っている4つの自治体(東京都、北九州市、横浜市、飯田市)を紹介しました。

さて、今週のサステイナブルなニュースをお届けします。7月末のニュースですが、ちょうどエコプロのブースでも紹介した環境モデル都市(横浜市、北九州市、飯田市)に関するニュースが含まれています。また、タイムリーにちょうどDVDの発売が開始された環境ドキュメンタリー映画「The 11th Hour」のご紹介もあります。私も早速購入したので、これからぼちぼち見てみたいと思います。この"11th Hour Action"のサイトでは、このブログも紹介してもらっています。

************* サステイナブルなニュース 第66号 *****************

環境モデル都市として6団体を選定し、政府が支援

世界の先例となる低炭素社会への転換を進める取組の一つとして、日本政府は全国82件の提案の中から6団体を環境モデルとして選定し、公表した。選定されたのは、大都市として横浜市と北九州市、地方中心都市として帯広市と富山市、小規模市町村として水俣市と北海道の下川町。選定にあたっては5つの選定基準として、温室効果ガスの大幅な削減目標、先導性やモデル性、地域適応性、実現可能性、持続性が評価された。その他、追加選定の候補として京都市や飯田市など7団体の環境モデル候補都市も発表され、アクションプランの検討状況を見つつ改めて選定が行われる。選定された環境モデル都市に対しては、必要な予算等の支援を優先かつ重点的に行うと共に、取組の拡大と世界に向けた情報発信の体制を作るため、低炭素都市推進協議会(仮称)を創設するとしている。

地域活性化統合本部: http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/
環境モデル都市選定結果:
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/080722kankyo-kouhyo.pdf

10年間で2兆円の保険引受枠、地球環境保険制度が来年1月スタート

経済産業省は、本年1月に発表した「クールアース・パートナーシップ」構想において地球温暖化対策に真剣に取り組む開発途上国を支援するため、日本からの省エネ・新エネ技術の移転等による温室効果ガスの排出低減に貢献する地球環境保険制度を創設し、来年1月より運用を開始する。本制度では、開発途上国に限定せずに全世界を対象に10年間で2兆円の保険引受枠を設定し、制度の利用を促進する。温室効果ガスの排出低減が可能な設備や機器に関する貿易や投融資等のプロジェクトに対して、本制度を適用し、ユーザーの利便性を増やす。その際のカントリーリスクを100%保障するオプションを設けることにより、事業実施に伴うリスクを低減する。対象となるプロジェクトには、従来の製品と比較して温室効果ガスの排出低減が見込まれる省エネや新エネ等のプラントあるいは単体の設備機器の輸出、植林プロジェクト、CDM(クリーン開発メカニズム)等がある。

経済産業省プレスリリース:
http://www.meti.go.jp/press/20080729001/20080729001.html
外務省「クールアース・パートナーシップ」:
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/kaidan/s_fukuda/davos_08/cep.html

映画“The 11th Hour”、持続可能な社会を目指すアクションサイト

地球環境問題をテーマとしたドキュメンタリー映画“The 11th Hour”が日本国内でも6月に上映され、日本国内向けのアクションサイト”11th Hour Action”が同時に開設された。映画は、環境保護活動家として有名なレオナルド・ディカプリオが製作・脚本・ナビゲータを務め、50以上の一流科学者、思想家、各界リーダーが出演して、人類と地球が直面する最も重要な問題について議論するドキュメンタリー。問題提起と共に、それらを解決する方法や現在行われている様々な取組を紹介している。アクションサイトでは映画に登場する専門家のアイデアや活動暦が紹介されているほか、国内外の様々な団体の活動が紹介されている。6月の日本での上演にあたっては、ドイチェ・アセット・マネジメントが協賛したが、今後の上映については年内で企画中。

アクションサイト”11th Hour Action”(日本語): http://www.11thhouraction.jp/
アクションサイト”11th Hour Action”(英語): http://11thhouraction.com/

04:09 午後 環境 |

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